光琳
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東京・南青山にある根津美術館で
尾形光琳の燕子花図を観てきました。
4年半にわたる修復&科学調査を終えての公開です。
ちなみに・・・国宝。
草花を描いた作品を多く展示した
大規模ではないけれど、なかなか充実した展覧会でした。
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300年も前に光琳によって描かれた草花たち。
紙や絹の上に絵の具で描かれた"作り物"のはずなのに、
生きてるんだよなぁ。
何と表現していいかウマイ言葉が見つからないけど、
じわじわと力(生命力)が伝わってくる感じがして、
いつまでもずっと静かに観ていたかった。
とにかく・・参りました。
もうひとつの代表作、紅白梅図屏風も観たい!!
こりゃもう熱海に行くしか無いね。
って、よく見たら「毎年2月展示」って・・・(涙)
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コメント
根津美術館は庭もすごいよね!
あの高い塀の中はこうなっていたのか!!と驚きました。都会のど真ん中の異空間ですよーー。
燕子花図は淡々とした絵ですが、
紅白梅図屏風はドラマチックな絵でした。
燕子花図が『静』で紅白梅図屏風は『動』という印象です。
MOA美術館もかなりぶっ飛んだ美術館だよ〜。
投稿: しか | 2005.10.29 12:45
燕子花図屏風と紅白梅図屏風は、たしかに「静」と「動」の印象ですよね。
でも、今回観た展示も、非常に静かな中にも緩やかな動きを感じました。
じっと観てると、草花がかすかな風にさわさわとそよぐような感じがしてきましたよ。
紅白梅図屏風はもっとダイナミックな『動』ですね。
やっぱり、実物が観たいです!
投稿: 豆雷太 | 2005.10.29 19:35
燕子花図は、
ホント不思議な魅力があり、
絵の中に静かな時間が流れているんですよね〜。
人生と言うと大げさかも知れないけれど、
僕は、光琳が過ごしてきた時間みたいなものを感じました。
投稿: しか | 2005.10.31 03:48
観てくれる人を、はたまた自分自身を
ふわっと包み込んでしまうような、
穏やかで深い作品を創れたらいいですよね。
って、意識して創れるもんじゃぁないし
意識した時点でたぶんペケなのは百も承知だけど・・・
投稿: 豆雷太 | 2005.10.31 13:52
はじめまして。
「光琳」を拝見して、光琳を詠った拙い短歌にTBさせていただきます。
よろしければお立ち寄りください。
投稿: 謎野 | 2005.11.03 12:10